2021-11-17

テニプリにはまりつづけている。私はキャラブックも買ったし、ミュ……のDVDも買って観て、泣きました。千石清純、善良過ぎる。千石と亜久津の話するね。亜久津って主人公に試合で負けるんですよ。

　亜久津がテニスも、テニスに真剣に取り組む部員たちも蔑ろにしていた時、伴田先生（テニス部顧問）は無論神だから指導してくれたけど（この一人の少年に一生懸命に取り組む何かができればいいという指導側の意思、優し過ぎ正し過ぎ。伴田先生に年賀状を送れ亜久津）千石も「いーじゃん、強いし」などと言いつつも亜久津が敗北した時に「ドンマイ惜しかったな亜久津」って声をかけてくれるんだよね。コレ本当に善だと思います。
亜久津が馬鹿にしてるテニス、「玉遊び」と呼ぶテニス、コートで煙草を吸うテニス（本当にふざけんなよ）、ろくに練習もしていないテニス、それで粋がって年下の一年生に負ける。先生も仰ってましたけどこんなに恥ずかしいことないよ。
　千石とかじみーずが負けるのは悔しいけど恥ずかしいことじゃない。彼らは頑張って取り組んであと一歩及ばなかったってだけなんだから。頑張っている中学生は全員テニスの王子様です。
　だけど亜久津は違うわけじゃん。そんな人間が負けた時に「ざまあみろ」って思わないで部員で唯一どんまいって声をかけてくれる。これがどれだけ優しくて、愛情に満ち溢れていて、中学生がするには温かすぎる行為かわかりますか？？？？(´;ω;｀)(´;ω;｀)(´;ω;｀)(´;ω;｀)(´;ω;｀)（泣き出しちゃった）
　千石清純は亜久津に球技大会で飛んでくるボールからかばってもらったことがあって、三年生の今では同じクラスなんだけどそれにしたって優しいよ。千石が頑張っている、苦しさの中に喜びがあるテニスを馬鹿にしてるやつにも優しくできる。

　亜久津はこの後、もう一番最高のテニスを味わったって言ってコートを去るしテニス部もやめるんだよね。それでも伴田先生は才能があるからってテニス留学の話を持ってきてくれるし亜久津もパスポートまで取るんだけど結局、恥ずかしいって自分で言ってやめるんだよ。他の人は何も言ってないけど「今更こんなこと言えないしできない、カッコ悪い」←じゃあ最初から人の大事なものを馬鹿にするな！！！！！、というお話なんだけど。
　こっから新テニの話ね。千石はさあ、そんな亜久津にテニスやったら？とは言わないんだよ。亜久津がこういう葛藤をしているとき、もうテニス部自体は全国大会で敗退していて千石の最期の戦いは終わってるのね。そんな時に亜久津に会って、亜久津が「テニスなんざもうやらねえ、けっ」みたいな時にコーヒー奢ってくれて「賭けをしようよ」って言ってくれるんだよ～泣。
　「この缶をゴミ箱にラケットで打って入れられたらテニス続けてよ」って言ってくれる。無理だったら黙って帰るけど「本気でやらなかったらテニス部に戻って」って言うんだよ。そんな……そんな、千石にいい事一個もないじゃんかよ？！？！！？　亜久津にしか良いことがない、勝っても負けても亜久津がちゃんとテニスを続けられるように言ってくれてんじゃん。愛か？？？　すみません、先走りました。
　千石は亜久津が自分のくだらないプライドだけで情熱を持ったテニスを止めることが無いように言ってくれるんだよ。続けなよって言っても無理だってわかってるからわざわざ賭けにしてくれてんの。それで亜久津に渡した黒い缶コーヒーは占いでは亜久津のその日のラッキーアイテムなの。わざわざ選んでくれてんだよ。
　………………これは愛ね。（べるちゃん！？！？）
　結局亜久津はゴミ箱に缶を入れて、テニスを続けるんだよ。それを見送りながら千石は空を見上げて「今夜は月が綺麗だなぁ」（※新テニスの王子様11巻「Golden age 102 lucky or unlucky」より原文ママ）って言うの。コレ私の妄想じゃない。マジ。おい信じてくれよ！！！！　頼むよ～～～～！！！！！！！
　長年こすられ続けてるから今更説明する必要もないんだけど「月が綺麗」なのは「愛してる」なんだよね。なあそうだろう、夏目漱石。お前も千石と亜久津が好きなんだろ……？（夏目漱石「？？？」）。「亜久津がテニスを愛している」のは勿論なんだけど、千石だって亜久津のこと愛してんだよ。亜久津が缶コーヒーをいれたのが「俺はテニスを愛したい」という答えなら、千石のセリフは「亜久津がテニスを愛していることはわかってるよ」だし、それって…………もう愛じゃん（500回目）。
　「相手が愛しているものを真っ直ぐに愛せるようにしてあげたい」という気持ちに愛情以外の形容をつける必要がありますか？　ない。千石、マジ愛（あい）。
もうすべてを白状しますけど、亜久津がアメリカでやった世界大会で負けた後日本に帰るんだけど、千石も十二時間かけて飛行機で一緒に帰ってくれるんだよね。これホント何でかわかんないです。もう無理。は？え？どした（笑）。いや普通に伴田先生とか壇君も一緒に帰ってると思うんだけど、千石は一応代表に選ばれるかもしれない選手なんだから帰るなよ。帰らんでいいだろ。実際のところ羽田についてから、選抜メンバーに選ばれて千石はアメリカにとんぼ返りしてるんだよ。それで千石は「ラッキー」って言うんだけど、本当にさ……善じゃん。ヤバイ。千石はラッキー千石って呼ばれていて占いに傾倒しているラッキーキャラなんだけど、彼のラッキーには確実に彼の善良ポジティブな物事のとらえ方が含まれてんだよ。同級生の不良がテニスをないがしろにしてるけど、ま、テニス好きなら楽しめたほうがラッキーだよね♪という……ああああああああああああああああ！！！！　千石清純！！！１　亜久津と……亜久津と……。私はもう。あ。

亜久津は千石の優しさに正直気づいて無いと思う。賭けの事だって千石のことをうさんくさいスピリチュアル野郎だと思ってるから千石が優しさで言ってくれてた、優しさで飛行機で一緒に帰ってくれた、優しさで「ドンマイ亜久津」って言ってくれたこと気づいていないと思う。気づかなくてもいい。数年後わかる時が来ると思います。愛です。伴田先生も壇君も優紀ちゃんも千石も亜久津のことをちゃんと愛していて、行動に移してくれていた。愛じゃん、世界。テニプリって……サイコ～～～～～～～！！！！！　腕が千本欲しい。亜久津と千石の同人誌で自宅の床を崩落させたい。